市販品に劣らない高コスパなマウスソールを作ろう
マウスMODについての記事第一弾です。需要があったらまた何か書こうと思います。
1セット約500円もする市販品(エアーパッドソールは個人的に論外)に対して、自作のマウスソールは1セット約50~100円で作れます。
その作り方を紹介していきます。削ることなくエッジ処理を施せる、比較的手間のかからない方法です。作るときはすべて自己責任でお願いします。
この記事で紹介するソールのは次の3種類です。
・トスベール(厚さ0.6mm~):約400円で4セット
https://www.amazon.co.jp/dp/B00140F01O
特徴:コントロール寄り。体感的に動摩擦係数と比較したときの静止摩擦係数(滑り出しの軽さ)が3つの中で一番小さく、一番使いやすい。材料はフッ素樹脂とありますが詳しくは分かりません。
・純PTFE:約4500円(0.6mm~)で100セット
https://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/223010532301/
特徴:スピード寄り。トスベールよりも滑り出しが若干重い。摩耗が速い。
・高分子量ポリエチレン(0.5mm~):約5000円で200セット
特徴:バリバリのコントロール型。滑り出しが一番重い。高耐久。ハードマウスパッドには良いかも。
準備するもの
・基材(上記のいずれか)
・プラスチック用両面テープ(接着用・エッジ処理用)https://www.amazon.co.jp/dp/B000TGJN0S
(PTFEを問題なく使用できるレベルで接着できることを確認しています。トスベールと高ポリの場合は、予め粘着面があるので、普通の両面テープ、またはソール自体を大きく作る予定であれば紙などで代用できます。)
・ハサミまたはカッター
・耐水ペーパー(任意)
完成形
こんな感じのエッジ処理がなされます。
↓縁が中心より低くなっているのが分かると思います。
作り方
1、基材をマウスに合う形状にカットする。底面研磨をしている場合は円形か楕円形をおすすめします。飛燕のような横に滑りすぎるマウスパッドで縦横のバランスを取りたい場合は楕円の長軸を縦にして貼るといいかもしれません。トスベールは基本そのままでいいと思います。
2、カットした基材より1~2mmほど小さい両面テープ(基材がPTFE以外かつ基材の面積が大きいなら紙でも可)をカットする。自分は目分量でやってますが、ソールの摺動面に両面テープを貼って、同じ大きさにカットしてから剥がし、さらに外周を切り取っても良いと思います。基材の形状が複雑だとこの作業が面倒くさいです。
3、カットした両面テープを基材の粘着面の中心に貼り付ける。
4、基材の外周を粘着面のほうに折り曲げる
これでも十分なエッジ処理になりますが、柔らかいマウスパッドに小さいソールを使っていて、まだまだ足りないと感じるときは手順3の両面テープを2重に貼ったり(そのぶんソール自体も厚くなるので注意)、耐水ペーパー(400~800番がおすすめ)で縁を削ったりすると良いと思います。
5、両面テープの剝離紙を剥がし、マウスに貼り付けて、完成
大きい市販品のソールを使っていると、しばしば中心部が凹んで、大きい面積が意味をなさなかったり滑りが変わったりしてしまうことがあると思いますが、それもこのエッジ処理の方法で中心部の厚みを増やすことで解決できます。
←初期状態の市販品
いかがだったでしょうか。
特にたくさんマウスを持っている方やソールを良く削るマウスパッドを使用している方におすすめできる自作マウスソールの作り方を紹介させていただきました。
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